2006年07月10日

いい話を聞きました!

いい話を聞きました!
(法隆寺)

ある友人から、一葉の葉書が届きました。その内容に、なるほど・・・と深く感じるものがありましたので、ここに書きたいと思います。

西岡家の家訓

■ 故西岡常一氏は、法隆寺や薬師寺など堂塔の修復や再建に、天才的な腕をふるった。 彼は、三代続いた宮大工の棟梁であった。

■ 西岡家に、次のような家訓がある。 「棟梁たるもの工人とともに働くこと。木を買わず山を買う。堂を建てず伽藍を建てよ。塔組みは、木組み。木組みは木の性(しょう)組み。木の性組みは人組み。人組みは人の心組み。人の心組みは、棟梁の工人への思いやり。 工人の非を責めず、己れの不徳を思え。」

 西岡棟梁は、樹齢千年以上の檜を探しに、自ら台湾の山中に分け入って原木を買い付けた。さらに、日の当たる南側で育った木は、材質が硬いので柱に、北側に生えていた木は、柔らかいので造作材にと、木を使い分けている。 まさに、「適材適所」の用い方をしていたのである。  棟梁は、「今はなんでも規格を決めて、それに合わないものは切り捨ててしまう。人間の扱いも同じだ!」と言って、嘆いておられたという。

 西岡家の家訓は、原木の購入や寺院の建築などには、全体に広く目を配ることを強調しながら、人の扱いや仕事の進め方には、細かい気配りを求めている。 西岡棟梁は、それを忠実に実行したのである。


◆ 現代の企業人も、そして、ひとりの人としても、深く心すべきことではなかろうか。

ライフケア研究所としても、この西岡棟梁の心を見習い、さらに襟を正して海洋自然葬(散骨)やご遺骨を使ったエバーメモリアルの制作にあたりたいと決意を新たに致しました。



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Posted by オリジン研究所  at 15:37│Comments(0)暮らしと葬儀のあり方
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