2006年03月04日

一枚の世界地図

昨日は、3月3日。 桃の節句でした。
 
娘がまだ小さかった頃。 余り高価なものではありませんでしたが、雛人形を、大事そうにサイドボードの上に飾ったものでした。懐かしく思い出します。

この土日は暖かいとのこと。 本格的な春の訪れです。


ところで、今日は、少し変わったことを書いてみたいと思います。

自宅マンションの書斎に、オーストラリアで購入した一枚の世界地図が貼ってあります。この地図は変わっています。日本で普通に見かける世界地図とは違い、上が南、下が北というもので、オーストラリアがその中心にあります。英語では、The upside-down map といいます。

イメージが湧くでしょうか・・・?

何度眺めても、なかなか馴染めないものですが、これも脳細胞に永年に亘り、刷り込まれた思考パターンのなせる業だろうと思われます。

世界地図を逆に見ただけで、世界観というか、ものの見方や発想が変わるのです。  

しかも、オーストラリアが中心にあるといいましたが、これにも深い意味があります。 

日本で作られる世界地図は、当然のごとく、日本が赤い色で中心に描かれています。同じように、アメリカで作られた地図は、アメリカが中心となります。

今では余り聞かれなくなった言葉に、日本や韓国などを指して、【極東】という言葉があります。 これは、ヨーロッパやアメリカで作られた世界地図では、東の端っこにあるという意味です。

つまり、何処の国でも、自国が中心なのです。

この論理と相似形を成していることで、全世界のどんな大問題よりも、自分の歯の痛いことの方が大切だということもできます。 つまり、他人から見れば些細なことでも、本人にとっては大問題となります。  ここに、国家間の外交や、人間関係における本質的な難しさが、横たわっています。

そして、これらの全てを判断しているのが、永年に亘り刷り込まれた、お互いの脳細胞なのです。

受け継がれてきた伝統というものも含めて、世間の常識というものの虚構性や、単なる習慣というものを、このたった一枚の世界地図から考えてみるのも面白いと思いますが・・・!?

お互いが、初めて迎える、2006年の春の始まりです。

限りあるときを輝いて!の言葉の通りに、輝く日々を送りたいものです。

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Posted by オリジン研究所  at 13:57│Comments(0)暮らしと葬儀のあり方
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